経済性について
- Q4.
- 札幌延伸による経済的な効果はいくらなの?
- A.
経済的な効果には大きく、・新幹線建設中の効果・開業後の効果の2点に分けられます。このうち、北海道新幹線の建設期間中の効果は、北海道分だけで、経済波及効果(生産額の増加分)が約2兆5千億円、就業機会の増加が約18万人に及びます(道経連調査結果)。
北海道 東北 全国計 建設費 億円 13,300 2,170 15,470 用地費 億円 930 70 1,000 実質建設費 億円 12,370 2,100 14,470 最終需要費(=実質建設費)
億円 12,370 2,100 14,470 生産誘発費(一次+二次波及)
億円 25,436 3,851 29,287 乗数 /
2.06 1.83 2.02 付加価値額
億円 9,864 1,531 11,394 乗数 /
0.80 0.73 0.79 -
また北海道新幹線が札幌まで開業したあとの効果は、北海道分だけで、経済波及効果が年間約1,400億円、就業機会の増加が年間約1万2千人と見込まれます(交流量増加に伴う純増分のみ)。
そしてこれらの効果は、サービス業を中心として運輸・通信業、商業など幅広い業種に及びます。 業種 生産額(億円) 構成比(%) 農林水産業 38 2.3 鉱業 1 0.1 製造業 137 9.5 建設業 14 1.0 電気・ガス・水道業 66 4.6 商業 101 7.0 金融・保険・不動産業 163 11.3 運輸・通信業 212 14.7 サービス業 709 49.2 公務 3 0.2 合計 1,443 100.0 そのほかにも、固定資産税や法人・個人の所得に関係する税収の増加が見込まれます。
さらに北海道と東北6県の交流がより活発になることで、新たな経済圏の誕生や相乗効果も期待できます。